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歯周病の治療について

 暑くなったり寒くなったり、服装の加減が難しい季節になってきました。

 さて、以前も書いているかもしれませんが、歯周病の治療の流れについてお話ししたく思います。

 歯周病は、50以上と言われる、お口の中以外の疾患と関わりがあると言われます。
 糖尿病の合併症とも言われましたが、糖尿病学会では今は併存疾患として記載されています。
 併存疾患としては、稀になるのか、お互いに悪くしたり、良くなったり、関係性の深い病気です。

 そのような流れの中、糖尿病の方は積極的に歯科にかかり、良くなりやすくしていきましょう、という流れが勧められています。

 ただ、それより、若いうちから歯周病にせず、元気な歯茎や、歯を保つことがとても大切だと思っています。


 まず、歯ブラシをして、血が出る、そんな時は歯周病の可能性がかなり高い状態です。
 グラグラしたり、隙間に物が入りやすかったりそれは、進んだ状態のことも多くなります。


 それでは処置としては、どのように進んでいくのでしょうか。

 第一に、状況の確認です。
 器具を入れた時の歯茎からの出血だったり、歯周ポケットと呼ばれる、歯の根っこの周りにできた、歯茎との隙間の深さを測ります。
 また動き具合も確認していきます。

 根っこの長さはだいたい1cm程度ですが、その根っこ周囲のポケットが基本的には3mmまででしたら問題ないと言われます。厳密に見ると歯茎が赤かったり若干の腫れがあったりすることもあります。
 これが6mmを超えると、なかなか改善が難しくなっていきます。この時には腫れが出ていたり、場合によって血が出たり膿が出たり、動きもあったりすることも多くなってきます。

 ではそれに対して、どのように対応していくのか、です。

  まずは歯の周囲の眼に見える歯石や、浅い部分の歯石を除去していくことが最初の処置です。これは1回から2回のことが多くなります。
 また、必要に応じて、汚れの残り具合を確認し、ブラシや歯間ブラシ、などの当て方、汚れの効率的な取り方などの確認をしていくこともあります。
 
 色々な菌の量をなるべく減らし、そして、歯石をとることで、菌の居付きにくい環境を作ります。
 そして、歯茎がなるべく治りやすくする状態にしていきます。
 

 その後、もう一度、歯周ポケットの検査をします。
 出血もなく歯周ポケットも3mm以下に収まっていれば、とりあえずは一安心、治療としては終わりです。でも、定期的な歯茎のメンテナンスは大切です。

 ただ、歯周病の治癒でなく、まだ、歯周ポケットが残っていたり、歯茎の炎症が残っている時には、そこから歯周ポケットの深い箇所の歯石などを重点的に取っていくSRPという処置を行います。
 なるべく、歯石を取り除きながら、根の周囲の色々な菌を取り除くことが大事になります。
 この処置にはかなりの時間がかかるため、歯周ポケットの状態によりますが、全体的に処置が必要な時には4回から6回かかることが多くなります。
 歯石が長年にわたって溜まっているときなどはもっと回数がかかることも出るかもしれませんが、体全体の病気への歯周病からのアプローチはこの部分の処置が大切になります。超音波スケーラーを使うことも、手用のスケーラーを使うこともあります。
 歯石は全て取り切ることは必要ではないが、感染は取り除くことが必要です。
 それを踏まえて、なるべく、表面が滑らかになるように、プラークの付着ができるだけなくなるように、処置をしていきます。

 そして、全体的に処置が終わったのち、また歯周病の状態の確認をし、必要があればまた歯石を取ったり、汚れの確認をします。
 ただ、この時には歯石の量は減っていることが多く、回数は減ることが多くなります。歯茎が良くなって引き締まり、隠れていた歯石が見えることもあり、その時には除去の時間がかかることもあります。
 
 ある程度落ち着いて、ただ、歯周ポケットの状態によりこれ以上の改善が短期的に見込めないような時には、経過観察をしながら、メンテナンスに入っていきます。

 どのようにこの歯周ポケットを把握し、それに対してどのように対処するかそれが大切だと思っています。

 歯周病の治療で、一番大切なのは、お家でのお掃除、ブラッシングです。歯ブラシだけでなく、歯間ブラシや、糸ようじ、場合によってウォーターピックなど水流を使った物で綺麗にしたりします。
 お家でのお掃除は、それぞれの家庭でどのようにされているかが、かなり違います。歯科医院でその具合を確認しながら、お家でのお掃除を充実させることが大切ではないかと思っています。ひいてはそれが、長く歯を持たせるために効果が大きいと思っています。
 そして、そのフォローとして、一月から半年など、患者さんによって間隔はまちまちですが、歯科医院でのメンテナンスが生きてきます。

 いかに、若いうちから元気なお口の中を保つかが、大切だと思っています。

 そろそろ梅雨の気配です。湿度に負けず元気にお過ごしください。

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2026年05月24日 23:56

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