1年以上歯科を受診していないことが歯をなくすリスクを高める可能性があります。 5月11日 午後 休診いたします
浜松まつりの3日間、天気も持ち、ほっと一安心でした。今日は1日雨が強い日ですね。
ゆっくりと休むには良い日だと思います。
私は、オンラインの講習三昧でした。
あいうべ体操で知られる今井先生だったり、四国で糖尿病内科を開業されている西田先生のお話だったりその他様々な内容の講習でした。
その中に 福岡大学医学部の論文に 残存歯が20本以上ある状態を基準にして要介護4.5状態になるリスクが
残存歯10本以下だと15倍ほど高まるといったものを紹介されました.
糖尿病での比較で、正常値の方と比べ糖尿病に罹患しているかたのリスクは3.5倍ですからなかなかのリスクです。
現在要介護の費用が3兆円かかっているところが、もしその少しでも減るのでしたらそれに越したことはありません。
また、QOL、生活の質も歯をしっかり残していた方が良いはずです。
なるべく歯を長持ちさせた方は良いことはこういったことからも、明らかです。
また、他の障害者歯科学会の論文では15年間の経過を見ることのできた121名の患者さんのうち健全歯数5歯以上減少した原因として、最も強く考えられることが
1年以上の処置の中断をしたことでした。
また、その他の報告では、入院患者さんを調べた報告から、10年以上歯科にかかっていない方の血清アルブミンが3.2±0.58
かかっている方が3.7±0.60といった報告もあります。
歯ブラシの際に出血がある時点で歯周病リスクが高いことが考えられます。
その際には早めの受診をお勧めいたします。
健康に無事に長く歯をもたせることが、健康長寿を伸ばすことができるのではないかと思っています。
また、5月11日午後、健診のため休診いたします。
よろしくお願いいたします。
2023年05月07日 23:18