かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所、歯科外来診療環境体制
だいぶ寒くなってまいりました。紅葉も綺麗な時期です。
さて、当院はかかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所(か強診)としての施設基準を2017年に取得しております。
3歳児のう蝕歯数は、平均2.90本であったのに対し、平成25年には平均0.63本へと減少しています。また、75歳~79歳の現在歯数は平均15.6本と確実に増加しています。
反面、歯周病罹患率は75歳以上で顕著に増加傾向にあり、これらのことからも、年齢など各ライフステージに応じたきめ細かな歯科医療の提供が望まれます。
かかりつけ歯科医の有無と、新しい虫歯のでき方や残っている歯の数には、有意に関連があることが分析・調査から明らかになってきており、生涯を通じた歯科疾患の重症化を予防するために、平成28年度診療報酬改定で新設されたのが、かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所です。
以前と比べ歯周病や虫歯予防への保険適応の幅が広くなっております。
歯周病予防にはお家での管理とともに、時折歯科にかかっていただいて、メンテナンスすることがとても重要です。
虫歯を防ぐことはフッ素の塗布がとても大切です。
また、これに伴い当院敷地内は禁煙となっております。
歯科外来診療環境体制加算の基準も取得しております。
患者さんが不安や緊張、様々な身体的ストレスなどによって、治療中に体調が悪くなるなど、万一の緊急事態が起こった場合に適切に対応できなければなりません。
そのため、AEDなどの医療機器を備えたり、予め医科医療機関と密接に連携するなど、患者さんが、安心・安全に歯科医療を受けられるような体制を整えておく必要があります。
また、医療事故を未然に防ぐため、適切な研修を受けた常勤の歯科医師が配置されていなければなりません
そして、歯や金属などを削ったハンドピースなども、滅菌をしております。
そのような体制を整えております。
安心に診察ができ、また守れる歯をできるだけ長く守れますよう考えております。

2021年11月28日 20:17